第3章 *鷹の爪編* 完結
陳「…行くよ、落」
落「ッ…!!」
落はすぐさま構えたが
陳「はい、終わり」
声が後ろから聞こえた
風夜「今…一瞬で…?」
陳は落の背後にいつの間にか移動していたのだ
陳「落、君は苦しんでるハツの姿を見ていたくはなかったんだろう?」
落「…違う」
陳「違くはないだろう?」
落「違う!!!! 俺は弱い奴にかける情けなんてねーんだよ!!!!」
落は振り返って陳に向かって片腕を振り上げた
=ドックン!!!!=
落「ぐっ…!!!!」
突然落の鼓動が高鳴り、その場にひざまずいた
優「なっ何だ…?」
『…"限界"さ』
ルナはポケットに折り畳んでいれていた魔の書のページを取り出して開いた
風夜「それって魔の書の7ページ目…?」
『…契約獣と主が融合する事には成功した
…だが、欠点が一つだけある事が発覚した
それはーーー…