第3章 *鷹の爪編* 完結
落「黒蝶組に負けたからさ、しかも深手を負ってな…」
陳「だからってトドメを刺すような真似をする必要はなかったんじゃないのかい?」
落「…苦しんでる奴には…
"安楽死"が最適だろ?」
落はニヤッと笑ったら、陳に飛びかかった
『陳!』
陳「大丈夫」
陳は上着の黒いマントを脱ぎ捨て、左手の甲の鷹の入れ墨から斧の形をした契約刀を抜き出した
=ギンッ!!!!=
落の獣の爪と陳の斧の刃がぶつかり合い、火花を散らした
落「チッ…!!!!」
落は後ろへ飛んで陳から離れた
陳「…落、君は相変わらずいい子だね」
落「…」
風夜「は…? いい子…?」
『黙って見てな、風夜』
風夜「…?」
風夜は黙って見ている事にした
陳「でも、今回は少しおいたが過ぎたね」
陳は斧の上に立つと
陳「"羽ばたけ、焔の翼"!!!!」
斧の刃の四方向から焔で出来た翼が現れ、陳を乗せた斧は床から浮いた