第3章 *鷹の爪編* 完結
風夜「治癒と防御…?
じゃあ戦いは…?」
散神「我は戦闘向きではありませんね」
風夜「そうなのか…
(散神は戦闘向きとずっと思い込んでたぜ…)」
『散神、こっちの男もだ』
ルナが指を差したハツを見て、散神はとても嫌そうな顔をした
『……早く……(怒)』
散神「あいたたた!!!!;
分かりましたから髪を引っ張らないで下さいーー!!!!;」
ルナに半分脅されながら、散神は雷電を治療したと同じようにハツを治療した
風夜「…ルナ」
『ん?』
風夜「…何を取引したんだ…?」
『俺の兄の事と、魔の書さ』
風夜「魔の書…!!? …と兄…?」
『昔に教えただろ?
俺には一人歳の離れた兄がいるって…』
風夜「あぁ…」
『聞いたところ、大した情報にもならなかったから魔の書を取り上げた』
風夜「じゃあルナへの取引内容は…?」
『なし、になったさ』
ルナの言葉に風夜は少し安心して一息ついた
風夜「そうか……、よかった…」
陳「さぁ…、もう一度聞くよ?
ハツに穴を開けたのは誰「…俺だよ」
落はため息をついて陳を見た
陳「…どうしてこんな事を?」