第3章 *鷹の爪編* 完結
『お前の"最大の覚悟"に歪み、迷いが出来たんだな?』
雷電「ッ…!!」
風夜「歪みに迷い…?」
『契約刀との果たす目的に、亀裂が入ったんだ
歪み、迷いがいつまでも続いていると亀裂は広がり…
いつかは砕ける』
雷電「…砕けたら俺の目的は果たせなくなるという事か…」
雷電は歯を食いしばって俯いた
『考えれば考えるほど亀裂は大きくなるばかりだ…
散神』
散神「はい、主」
散神はルナの後ろ首から出てきて
雷電「なっ何をするつもりだ…!!?」
散神「えっ? 刺すんですが?」
雷電「サラッと答えてんじゃねーよ…!!」
散神「まぁ注射と思って下さいよ…w」
雷電「注射の針より何十倍もデカイだろーが…!!」
散神「はいはい」
雷電「はいはいじゃ=グサッ=
散神は雷電の体に純白な契約刀(散神)を突き刺した
雷電は力なくガクッと気絶した
風夜「おっおい!!?;」
散神「音色よ、響け」
=チリーン…=
契約刀(散神)の刃から鈴の音が聞こえ、雷電の体の穴が塞がった
風夜「傷が…塞がった…」
散神「我の能力は大きく分けて二つ、"治癒"と"防御"です」