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黒蝶組~ブラック.バタフライ~
第3章 *鷹の爪編* 完結
「…兄…さん…」
僕の前で屈んだのは、あの兄さんだった
兄さんはたった一言
「 もう、怖いのはいない 」
そう、言ってくれた
僕は心の底から、安心感と
「兄さん!」
喜びを感じた
僕を守ってくれた兄さんは怖くなくて、本当は優しかった
「…お前名前は?」
だからね?
「ハツだよ!兄さん!」
「俺は陳だよ、ハツ」
僕を守ってくれた兄さんを、僕が守るよ?
"血の男"という名を被って…ね?
ハツ「"血の男"とは、僕の兄さんの事だよ」
\血の男/ 終
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