第3章 *鷹の爪編* 完結
\魔の書の恐ろしさ/
落「陳が…血の男…?」
優「…どうしてお前が兄の罪を被っているんだ…?」
ハツ「…兄さんは僕の為に人を殺してしまったんだ…
兄さんは僕のたった一人の家族なんだ…!!」
ハツは足に力を込めて立ち上がったが、肩から血がボタボタ垂れる
ハツ「兄さんの幸せは僕の幸せ…!!」
風夜「おいよせ!! 血が…!!」
ハツ「甘ちゃん…、相手の心配なんてしてちゃ=ズボッ!!!!=
ハツは体の中心に何か違和感を感じた
風夜達は目を見開いた
落「黙ってろ」
ハツ「落……おま…え…」
口から血を吐くハツの体を
落の腕が貫通していた
落「死にぞこないが」
落が腕を引き抜くと、ハツは力なく倒れ込んだ
風夜「てっテメェ…!!!!」
雷電「風夜待て!!!!」
雷電の呼び止めは遅く、風夜は落に斬りかかった
が
=ガキィィン!!=
風夜「なっ…!!?」
風夜は腕で契約刀の刃を受け止めた落に驚いた