第3章 *鷹の爪編* 完結
守ってくれていた事に
ある日知ったのは、"家族"が壊れた時だった…
母が薬をやっていて、それを止めようとした父が
母は"殺される"と錯覚をしてしまい
"母が父を殺した"
そして…
=ガシャンッ!!!!=
割れた窓ガラスの破片が、僕の右目に刺さり
僕は右目を失った
ドウシテコウナッテシマッタンダロウ…?
僕に向かって何かを振り上げる母の姿は、血と涙でよく見えない
だけど頭の中では…
僕 ハ 死 ヌ ン ダ
と、確信した
「泣くな、弟」
声が聞こえて、その主は僕の恐怖を斬り裂いた
殺シタ