第3章 *鷹の爪編* 完結
優「…お前がここ(鷹の爪)に執着してるのは、組を守る為じゃなく
"血の男を守る為"…じゃないのか…?」
ハツ「…どうしてそう思うのかな?」
優「お前の話を聞いていたら、すぐに気づいたさ
組が狙われるのは帝国ナイトオールの手配書にかけられてる"血の男の賞金"
…普通組を守りたいなら、血の男が組を出て行けばいい話だろう…?」
ハツ「…そこまで分かられていたとは…
…話のどこら辺で分かったのかなぁ…?」
優「…"傷つけられそうになったんだ、守るのに相手を殺すのも生かすのも関係ないさ"
…っつう所…かな…」
ハツ「…ちょっと昔話をしてあげようか…
…血の男の始まりを…さ…」
ハツはそっと目を伏せて、話始めた
僕と母と父と兄、普通の家族だった
だけども、兄は…
葉月家の面汚し
全てを力でねじ伏せる兄が…
僕は怖かった
だけど僕はある日、知った
兄は僕を…