第4章 上司と部下
『ど、どういうことですか……………?』
『今回の骨折というのが複雑骨折といって、骨がその…結構複雑になってしまったみたいなんだ。俺もよくはわからないが治療も時間がかかるし、完治後も気をつけて生活しなければならないみたいだ。』
わたし、そんなに大変な怪我を……………。
『…………すまない、だが言っておかないとダメだからな…………』
『あの、リハビリか何かをすれば立体機動はできるようになりますか………?』
『…………俺からは何も言えないが、君次第とだけ言っておこう。』
『でも……………それまで私は何も出来ないっていうことですか………?』
『そういうことになる』
『っ、そんな!私何のためにここに……………っう、』
思わず私は起き上がるとズキンっと肋骨に痛みが走る。
『っ、ちゃんと横になっていなさい………痛いだろう?』
私の肩を押さえてゆっくりと横にさせてくれる。
『ここで提案があるんだが………………』