第15章 おぞましいもの【R18】
その日以降エルヴィンさんは本当に忙しくなり、会える日は限られてくるほどだった。
寂しいという気持ちはもちろんあるし、会いたいとは思うけど、仕事をしているわけだし、同じ場所にいれるのだからそれだけでいい。
私も最近は教育係の他にハンジさんやミケさんのお手伝いもしており、すれ違いの日々が過ぎていく。
そしてもう一つ。
その日から度々視線を感じるようになった。
視線を感じ、後ろを向いても誰もいない。たまにリヴァイがいるって感じ。だから私はリヴァイなんじゃないかと思い始めている。なんの用事なんだ、と聞いても何も答えてくれないけど。
何度かエルヴィンさんに相談しようとは思っていたけど、とても忙しそうだったので言うタイミングがないんだよな………。
でも、いつかリヴァイも話してくれるでしょ………