第11章 変化
しばらく暴れていた私も落ちるという言葉を聞いた時は大人しくなってしまう。
『いい子だね、』
『あ、あの、でもせめて服だけは着たい、です……』
『俺のを羽織っていなさい、』
そう言うと先程までエルヴィンさんが着ていたワイシャツを渡され、ふわっと羽織るとそれと同時にエルヴィンさんの香りが漂い、思わず笑みを浮かべてしまう。
そのまま抱かれたまま部屋を出た私は私の部屋へと入る。ベッドの上に降ろしてもらうと部屋から出ていってもらった。
私は這いつくばり下着を探して新しいものにかえる。
これ明日までに腰は良くなるのだろうか………私はこんなんなのにエルヴィンさんは疲れているどころかとても元気なのだ…………うう…………
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次の日。
『アンー!!!おはよー!!!』
と、ドアがバーンっと大きな音で開いてきた。もちろん入ってきたのはハンジさん。
『あ、おはようございます』
私は珈琲を口に運ぶ。
『昨日はエルヴィンとセックスしたんだって!?!?』
ぶふぉっと口に含んだ珈琲を噴き出してしまう。