第11章 変化
『エルヴィンさん、今日お仕事は……?』
『ふふ、今日仕事だったら君とこんなことしてないよ……明日からは忙しくなるが。』
そりゃあ副分隊長だもんね、今回の壁外調査の事後処理だってあるわけだし。
『お仕事手伝わせてくださいね、』
『ああ、頼むよ。仕事中もアンと会えるのは嬉しいよ』
ほ、ほらまた恥ずかしいことを…………やっぱり性格変わってますよね………?
嫌とかではないけど……その、なんかその度に心臓がきゅんってなっちゃう。
『わ、私も嬉しいです……』
『………アン、もう一回したいんだg』
『も、もう、流石に………エルヴィンさんお元気ですね………』
顔がぶわっと赤くなりその場に剥ぎ取られた下着を身につける。うう、新しいものに替えたい……
『残念だ』
エルヴィンさんも下着を身につける。そしてそのまま立ち上がりスボンをはく。その動作一つ一つに目を奪われる。私も続いて立ち上がり部屋へと着替えに戻ろうとした。
『っう、』
無理をしすぎたようで腰に力が入らない………うう、エルヴィンさんほんと元気……
『おや、立てないのかい?』
計算通り、という顔で私を見つめてくる。
『あ、あの、部屋に戻って着替えたくて………』
『それじゃあ………』
一瞬エルヴィンさんが消えたかと思うとふわっと身体が浮き背中に暖かい感覚が伝わる。
『っひゃ、えっ、ちょ、』
『これなら問題は無いだろう?おっと、動いたら落ちてしまうぞ』