第6章 マドレーヌ
和「…っんん〜…んぅ…?」
翔「…おはよ、目が覚めたか…?」
和「…翔、兄…」
僕が目を覚ますと、僕のそばに
翔兄がいた。
…そばにっていうか…その…。
完璧に腕枕されてるんだけどね…。
和「…あ、母さん達は…」
翔「大丈夫。帰ってきてないよ…まだそんなに
時間も経ってないから」
和「…そ、そっか…」
僕は、ゆっくりと翔兄の身体に
腕をまわした。
そうすると、翔兄も僕を抱き締めてくれる。
翔「…もう、お前は俺のものだからな…。
なにがあっても、絶対離さない」
和「…うん。僕も絶対離れない…」
翔「…和、ちゅ〜して…?」
和「…んふふ。…はぁい。…んっ」
翔「…もっと…」
和「…んんっ…んふっ…ふあっ…んうっ」
僕は、幸せなの…。
そう、貴方がいれば。
貴方は僕をどこにいても、どんな時でも
癒してくれる…。
ほっこりさせてくれる…。
ドキドキさせてくれる…。
たった1人の存在なんだよ…。
だから、離れないで…。
どんな事があっても。
―――end―――