第11章 ガレット・トロぺジェンヌ
☻二宮和也
俺は、智がお風呂に入ったのを確認して
自分の荷物が置いてある場所へ
駆け足で向かった。
俺の小さな鞄の横に、相葉さんから貰った
紙袋が…。
俺は、その袋を少し開けて
中を確認する。
和「…やっぱり入ってる…」
ついでに言うと…その袋の中には
潤くんから貰った物も入ってる。
2人とも…なんて物を渡すんだ。
まともに貰ったの、翔ちゃんだけだよ…。
翔ちゃんは、誕生日プレゼントに
Tシャツやら、鞄などをくれた。
…本当にメンバーにあの人がいて良かった。
この2人は絶対、おかしいもん!
…よりによって、こんなの…。
和「…うぅ…智、喜ぶの…これ」
貰った時に、相葉さんに言われたセリフ。
『…ニノがこれやったら絶対…リーダー喜ぶよっ』
…でも、せっかく貰ったし…。
智が喜んでくれるかもしれないし…。
こうなったらやるっきゃない…!
徹底的にやってやるよっ。
俺は、固く決意をして
智がお風呂から上がってくるのを待った。
少しした後、智がお風呂から出てきて
『待ってるからね』
なんて、言って寝室に行ってしまった。
…うん、頑張る。
俺は、紙袋を持ってお風呂場へ
行った。
お風呂でゆっくり、心を落ち着かせて
お風呂を出た。
タオルでガシガシと髪や、身体を拭いて
紙袋を開ける。
その中から、取り出した物は…。