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CANDY☻BOX【気象系BL】

第10章 エクレア



*二宮和也

俺は、彼をひと目見た時
身体にビリビリしたものを感じた。

こんな事言ったら、キザだとか
嘘くさいとか思われるかもしれない…。

だけど本当なんだよね、これが。

俺だって、一目惚れなんて
信じてなかった。

…でも、彼に会ってしまったから。

俺の運命を変えたんだ。

彼は、あの時…俺よりも背が小さくて、
可愛らしい大きな目をクリクリさせて
やんちゃを気取ってた。

誰にもなめられたりしないように…。

へそにピアスまで開けて。

まさか、その彼と同じグループに
なるなんてね…。


和「翔さん、おはよーございます」

翔「あ、ニノ…おはよ」


俺は、レギュラー番組の収録の為に
いつもの時間に楽屋へやって来た。

そうすればほら…彼が1番に居るから。


和「…まあた、新聞ですか?」

翔「いつもの事だろ…?」

和「まあね」


今の彼は、当時の面影を残しながら
力強い大人へと成長してる。

…俺よりも背が高いんだから…。

俺の気持ちは、今でも変わってない。
ずっと彼が好きなまま。

…言うつもりも無いけど…。


和「翔さん、コーヒー飲みます?」

翔「お願いしていい?」

和「はいはーい」


俺は、席を立ち
コーヒーを入れてくると、すんなりと
翔さんの隣に座った。















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