第9章 マカロン・ダミアン
翔「…2人はどうしたのかな…?
急に来たいなんて」
潤「さあ?…俺もよく分かんない」
潤に聞いてみても、2人がここに来る
理由は分からないみたい。
…本当、急にどうしちゃったんだろ。
俺達は、同じ会社に務めてるって事も
あって色々プライベートな事や仕事の事も
相談していくうちに、仲良くなったんだ。
…歳も近いしね。
あとは、潤と二宮さんが幼なじみって
いう事もあるんだけどね。
俺は、潤と大人しくソファの上で
2人が到着するのを待っていた。
…そしたら、部屋のインターホンが
鳴った。
潤「…俺、行ってくるわ」
翔「はーい」
潤が2人を迎えに行くために
リビングを出ていったのを確認して
俺は、キッチンへ向かった。
…もう、良い時間だし…
お酒でも用意しておいた方がいいよね?
冷蔵庫から適当にビールを取り出して
机に並べた。
翔「…よし、おつまみは…どうしよう」
俺、料理なんて出来ないし…。
ひとりで、部屋の中をうろうろしていると
玄関の方から騒がしい声が聞こえてきた。
潤「…翔?何してるの…?」
翔「…う、あ…」
和「…お邪魔しますね」
智「……」
潤の後に続いて、智さんと二宮さんが
入ってきた。
…俺、結局なにも出来てない…。
まあ、いっか…!