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文スト夢倉庫

第10章 新旧双黒+織田作/楽しい文化祭



優しい言葉に、抱き締めてくれる体温に、嬉しくて涙が出そうだった。


「聖子さん、僕は、貴女の事が好きです…/// ずっと、大好きでした///」
「…私も、敦くんの事が大好きだよ…///」
「ほ…本当ですか!!??」
「何でそんなに驚くかな?(笑)」
「だっだって夢のようで…///」


「あー。盛り上がってるところ悪いんだけど。早くこの事を国木田くんに報告した方が良いんじゃないかなー」


太宰さんの言葉に二人して固まる。
あ…そうだった、太宰さん居たんだった…///


「勿論お邪魔虫は早々に退散するけどね。それじゃ、お二人さんごゆっくり♡」


見た事のない程の、綺麗な笑顔を浮かべて、太宰さんはその場を去って行った。




こうして、無事に連続無差別殺人犯は逮捕され、文化祭も無事に終了した。
私と敦くんは事情聴取とかでその後も色々大変だったけど(太宰さんは上手く逃げていた)
ある意味忘れられない文化祭になりました(笑)


「聖子さん、疲れてませんか?」
「うん、大丈夫だよ。敦くんこそ疲れてない?」
「僕は…隣に聖子さんがいてくれたから、むしろ元気ですよ」
「あっ…それ、私も…///」
「…/// ねぇ聖子さん、せっかくですから何処かでご飯食べて行きましょうか///」
「うん♪」


夜も更けて来たけど、繋いだ手からどんどん暖かさが伝わって全然寒くなかったのでした。



Fin.



おまけ



「あれ? 敦くん電話鳴ってない?」
「ほんとですね…。………。いえ。鳴ってません」
「え?」
「気のせいですよ」
「えー。無視するの酷いなー!!」
「だっ…太宰さん!? ちょ、そんな近くにいるなら電話する意味ないじゃないですか!!」
「ふふっ。その方が面白いかなーって♪」
「太宰さん…」
「私だけではないよ?」
「え」
「敦、月尾、ご苦労だったな。学校に戻りゆっくりするといい。気持ちが落ち着いたら今回の報告書を上げるんだ。いいな」
「「え」」
「国木田くんは鬼だからねぇ」
「お前もだ、太宰」
「え」
「安心しろ。報告書のテンプレートは既に作成して…」
「敦くん」
「分かってます…。聖子さん、僕に掴まっていてくださいね」
「え?」


真夜中の鬼ごっこが今開催された。




終わり
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