第9章 織田作之助/キミと描く物語
アイツの表情が曇る。
そんな顔をさせてしまって申し訳ないと苛まれていたら
急にアイツが俺の両手をその手に包んだ。
「センパイ、知ってますか?センパイの手って、すごく、暖かいんですよ」
「聖子…?」
「昔何があったかは知りませんけど、今の織田作センパイの手は暖かいんです。強くて優しくて暖かい…私が1番尊敬している手なんです」
「……。」
「それに、幸せにして貰えなくても私はセンパイの隣に居られれば勝手に幸せになれるんで大丈夫です!あ、センパイの事は私が幸せにしますから!!だから…、そんな表情しないでセンパイ」
「聖子…」
その微笑みに、何度、心救われたことか。
「こんな俺で…良いのか…?」
「何言ってるんですか!!センパイが!!センパイだから好きなんです!!!」
その真っ直ぐな言葉に、何度、心救われたことか。
「……聖子、愛している…」
何度も言いかけて心に閉まった言葉を
ようやく伝えることが出来た。
顔を真っ赤に染める様を見てこの腕の中に閉じ込める。
もう恐れることはない。
今まで多量に貰っていた好意を、これから返していこう。
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「聖子…」
「そ、そのまま!! そのまま動かないで下さいねセンパイ!!」
「あぁ……」
センパイを押し倒す………ことは到底無理なので。
ベッドに横になって貰うようお願いした。
「センパイ…私が!気持ちよくさせてあげますからね!!」
「…経験が、あるのか…?」
「ないです!でも!!ちゃんとそういう動画見て勉強しましたからきっと大丈夫です!!」
「…お前はまたどこでそんなものを…」
入手経路は秘密にしておくとして。
まじまじとセンパイの身体を嘗め回すように見る。
引き締まった身体は本当に綺麗で…油断すると涎が出そう。
そしてセンパイのアレをズボン越しにそっと触れる。
あ…大きい…///
さすさす…とさすっていると、センパイの吐息が少し乱れてきていて。とってもえっち。
ズボンのチャックに手を掛けてゆっくりと降ろして
センパイのアレを取り出そうとしたら、勢いよく飛び出してきた。
雄雄しいソレはもう天を向いていて。
恐る恐る手を伸ばせば、もう硬くて。