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夢、毀れる(文豪ストレイドッグス短編集)
第1章 はじめまして。こんにちは(太宰治)
私は特に仕事もなく、国木田くんに見張られ乍ら渋々書類を作成していた
チラリと時計を見ると一時十五分。ちゃんが出ていったのが十二時頃だったから恐らく、もうすぐ帰ってくるはずだ
〘厭な予感がする〙
不意にあの言葉が思い出され、真逆。と無理矢理にそれをかき消した
大丈夫
あのちゃんだ
大丈夫に決まっている
私は自分にそう云い訊かせ続けた
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