第2章 林檎一個分の儚さ(芥川龍之介)
「心臓..?」
『龍には分かんないよね』
子供をあやすかのような口調で言い、再び微笑んだに僕は僅かに....否、かなり腹が立った
心臓の重さ...
随分と変わった質問では有るがそれがだ
...待て
以前そのような話を聞いた事がある気がする
「..21グラム、だったか?」
『それは魂でしょ?』
予想通りと言いたげなの表情に僕は深く息を吐いた
そもそも魂に重さなどあるのだろうか
そこは気になる所だが後が面倒臭い事になりそうだから止めておく
「それがどうしたんだ。僕をからかうだけじゃないだろう?」
『さっすが龍!よく分かったね!』
「.....」