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【文豪ストレイドッグス・文スト】中原中也・中編 ※R18

第1章 (脚フェチの中也とえっちしてイチャイチャするだけの話)


ハニートラップに長けた美女、という肩書きは、いつも俺を心配させる。それが仕事だということは勿論分かっている。
それでも、が仕事で誰か知らない男と同じ空気を吸うことすら嫌悪感を抱いてしまう自分と、その嫉妬を紛らわせる為に抱く名前も知らない女に吐く嘘。
それらは全て滑稽でしかなかった。
辞めろ、その一言が彼女の居場所を奪うことは誰より知っていたから。


俺の差し出したパンプスを見て、瞳を輝かす彼女は、まるで少女のようで俺は思わず笑ってしまう。

「これ発売前だよね?!」
「コネで手に入れてやったんだよ、手前に似合うだろ、ありがたく履いとけ」

うん!とさっきまでの不機嫌はどうなったことやら、は上機嫌顔で頷く。
この笑顔が永遠に見られるのならば、俺は何でも差し出すだろう。

可愛い、可愛い、俺のーーーー

反射的に抱き寄せると、彼女の甘い匂いが嗅覚や他の神経を刺激した。彼女の異能は絶望より甘い快楽だった。


✳︎ ✳︎ ✳︎


「一寸抱かせろ」
「…んっ…」
耳元で囁かれ、ピアスごと耳たぶを甘噛みされ、身体が見事に反応してしまう。
普段は決して自分から触らない中也に、思いっきり触れるチャンス、とばかりに首元に顔を埋めると、中也らしい、外資ブランドの新作香水の香りが僅かに鼻をくすぐる。
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