第5章 2人は『皇子』と『王子』だったんだっ‼︎
あれ……?
私、笑顔で言った覚えはないんだけどなぁ……?
華菜「あ、あの……2人とも、大丈夫……?」
そう言った私の声は今の2人には聞こえてない様だった。
こ、これは重症なのでは……?
アラジン「アリババくん、白龍お兄さん、しっかりしておくれよっ!」
モルジアナ「そうですよ。 華菜さんは笑顔で言ってませんからっ!」
華菜「…………」
白龍くんもアリババくんも大丈夫かな……
幻覚が見えちゃうほど私のことが『好き』なんだーー……?
それはそれで、問題だけど……
けど、そんな感覚と言うか、気持ちは私にもわかる。
私も紅覇様やジュダルちゃんと話してるだけで幸せになれるし、普通に会話してる時に私も幻覚が見えてる時があったりしたし……。
私もある意味、重症で危ない奴だよね(笑)