第5章 2人は『皇子』と『王子』だったんだっ‼︎
白龍「そ、それで、貴女は俺とアリババさん、どちらが好きなのですかっ!」
白龍くん、またその話を持ち出すのですかっ⁉︎
アリババ「華菜は俺が好きだよな?」
アリババくんまで……。
華菜「だ、だから私は……」
アリババ「俺と白龍、どちらかしか選べないとしたら、お前が選ぶのはどっちだっ‼︎」
華菜「アラジンみたいなことを言うんだね、アリババくんも……」
どちらかしか選べないとしたら、って言うのが1番難しいんだって……
はぁ……
白龍くんもアリババくんもカッコイイし、『皇子』と『王子』だし……?
華菜「あっ⁉︎」
私はハッとしてあることを思い出した。
白龍「どうしたんですか、華菜さんっ!?」
アリババ「な、なんだっ⁉︎」
そうだ、今の今まで忘れてたけど……
この2人って、『皇子』と『王子』なんだよね……⁉︎
ということはーー……
どちらを選んでも将来は玉の輿だよねっ⁉︎