第10章 旅行に行こう 2 ※
どれほど時間が経っただろうか
熱気が籠もる部屋に熱を孕んだ呼吸と、掠れた喘ぎ声が響く
カ「あ゛ぁ!まっ・・おかひく、なうぅ」
最早喉を枯らしながらも喘ぐカラ松を気遣う余裕はない
止まない律動に喘ぎつつ、イヤイヤと首を横に振るカラ松
カ「らめ、な・・んか、クるぅ・・・ちが、う、の・・キひゃ、うぅ!ぁ、っ~~~!」
喉を反らせ、声にならない叫びを上げるカラ松
それと同時にカラ松自身から透明な液体が勢いよく噴き出す
何が起こったのか分からず、思わず呆然とする
「・・・潮?」
前に色々調べた時に男でも潮を噴くとみたことがある
それが頭に過った瞬間、引き気味だった興奮が押し戻ってきた
カ「んあぁ!や、おっき・・く、しな、で」
そんなに感じていたのかと思うと高揚感が高まっていく
瞬間、カラ松の最奥を穿つように腰を振っていた
カ「ひあぁ!や、も・・無理っ、てぇ」
カラ松は暴力のような激しい律動の快感に仰け反り、逃げるように身を捩る
そんな彼の腰を掴み、構わず腰を動かす
カ「やら、も・・ひんじゃ、う、からぁ」
「はっ、も・・・出そ」
カ「ひぅ、ぁ・・・~~~~っ、は、ぁ」
再び声にならない声を上げ、身体を痙攣させる
同時にカラ松自身からは限りなく薄くなった体液がトロリと溢れた
その様子を見ながら、カラ松の最奥へと熱を放つ
いつになく興奮していたせいか、なかなか止まらない
「んっ、く・・はあっ」
ピクピクと跳ねる身体に合わせて中を絞められ、一滴残らず搾り取られる感覚に陥る
脱力する同時にカラ松を抱き締める
はぁーっ、はぁーっと大きく胸を上下させながら呼吸をしているのが分かり、無理をさせたなと少しだけ後悔が湧き上がる
が、ゆっくりとカラ松の手が背中に回された
カ「しゅご、い・・な」
「ん?」
少しだけカラ松の耳を食む
カ「んんぅっ!や、も・・気持ちい、の・・らめ」
「ごめん、大丈夫か?」
身体を起こしながら問う
カ「へ、き・・・気持ちぃ、のいっぱい・・で、しゅごかっ、た」
もうこれ以上煽らないで欲しい。ホントに壊してしまう
「身体、綺麗にしよっか」
カ「ん」
カラ松を抱き上げて露天へ向かう
ハネムーンの夜は更けていくのだった