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例え間違った生き方でも(完)

第10章 例え間違った生き方でも…(完)


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 


「きゃっ!!」

「また、任務失敗したみたいだな、華菜」

「すみません...」

「失敗したのは"あの野郎"を好きになったからなのか?」

「ち、違います!! そうじゃありません...」

「嘘付くなよぉ? お前の様子が可笑しかったのは"あの野郎"に会ってからだからそうなんだろう?」

「ち、違います!! その人は関係ないんです!!」

「まぁ、どっちにしろ、役に立たないお前はもう"必要ない"」

「ッ!!」

「だから、死ね」

「そんな...待って下さ...」


(グサリッ)


「ッ!! あぁぁっ...ぐふっ...はぁ...はぁ...がはっ...ごほっ...」

「最初から"使い物にならなくなる"と想っていたら案の定だったぜ...今までご苦労だったなぁ?」

「....ボ、ス...」


あぁ、あたし......


死んじゃうのね......


でも、"貴方"の代わりに死ぬのだから......


本望だけど......。


それにしても......


あたしの人生は酷いモノだったなぁ......。


やっぱり......


"貴方"と早くに出会って居たかった......。


貴方と"幸せ"になりたかった......


早く出会って居たかったよ......


.....沖田様......。

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