• テキストサイズ

Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】

第84章 まだまだ子供…だよね?


「え、え、えっと…、それはその…」

ダメだ、冷静になろうとすればする程、逆に動揺してしまう。

「ねぇ、パパ、なんで?」

〝なんで〟と〝どうして〟は子供が良く使う言葉ではあるけど、全てに答えられるわけではないし、仮に答えられても、どう伝えるべきか迷う場合もある。

今がまさにその時で…

でもオレとしては、子供の疑問には、可能な限り答えてやりたいとも思ってる。


けどなぁ…

だってまだ8歳だよ?
性教育には早過ぎじゃないか?

いやでも、最近の子はオレが思ってる以上に早熟だし、だとしたらこういうことは早い方が良いのか?


「あの、さ…、翔くんはどんな時に、その…ズキンてなるって言ってたの?」
「んとねぇ、サトくんの事考えるとね、ピコーンてなっちゃうんだって」

なるほど…ね。

まあ実際、翔くんは和に比べたら随分大人びたとこあるからな…

「どうしてサトくんのこと考えただけで、おチンチンがカチーンてなった、ズキーンてなって、ピコーンてしちゃうの? 病気なの?」

病気…か。

子供らしい発想ではあるけど、あながち間違ってもないのかな。

「うーん、確かにある種の〝病気〟なのかもね」
「え、翔くんチンじゃうの? そんなの僕ヤダよ…」

和の手から、スナック菓子の袋が滑り落ち、カーペットの上にお菓子が散らばった。
/ 326ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp