Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第60章 なまリクII♡智の心さまリクエスト
「はい。あの、サトくんは?」
「ああ、智ならまだ寝てるのよ? 翔くんが来ること言ってあったんだけどね…」
そっか、まだ寝てるのか…
サトくんて、ホントねぼすけさんだなぁ(*´艸`)ふふっ
「あの、僕起こしてきます」
「あら、そ? じゃあ、お願いしちゃおうかな」
「はい♪」
僕は荷物をサトくんのお母さんに渡して、階段を駆け上がった。
でもなんだろう…
サトくんのお部屋の前に立ったら、急に胸がドキドキして…
あれ?
もしかして僕、“かんちょう”してる?
サトくん家に来たの、初めてじゃないのに…
変な僕σ(//ω//)テヘ
「サトくん、僕だよ? ショウだよ? 開けるね?」
お部屋の外から声をかけるけど、サトくんからの返事はなくて…
僕はそーっとドアを開けて、お部屋の中をのぞいた。
サトくんのお部屋は、あいかわらず青がいっぱいで、ちょっと寒い(>_<)
「サトくん? 入るよ?」
僕はそーっと、足音を立てないようにベッドに近づくと、お布団からチョコんと出た、サトくんの手をツンツンした。
そうすると、サトくんのおめ目がキュキュッとして、お布団の中でサトくんがモゾモゾってした。
「サトくん? 起きて?」
「んにゃ…、あれ…ぇ…、ショウ…くんだぁ…」
サトくんのポカポカのお手てが伸びてきて、僕のほっぺに触る。
アレ…、アレレ…?
またドキドキしてきちゃった…
「も、も、もう起きないと…」
「もうちょっとだけ…、だめ?」
「だ、ダメだよ、サトくんのお母さん、起こしてきてって言ってたもん」
「ちぇ…、しょうがないなぁ…」
ブツブツ文句を言いながら、サトくんがお布団を捲って、ベッドから降りる。
「ほら、早く着替えて?」
「…うん。でもショウくん、アッチ向いててね?」
「うん、分かった。だから早く着替えて?」
お風呂だって一緒に入ったことあるのに…
ふふ、変なサトくん( ´艸`)ムフフ