Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第7章 優しいKissをして…
「んふふ…、だってここ寝心地いいんだもん」
ンなこと言ってるけど、アンタにかかりゃ、どこだって快適な“寝床”になるんだろうが…
「分かったからさ、どいてくれる? 俺、仕事残ってんだわ…」
腰に巻き付いた腕を解こうと、リーダーの手首を掴んだ。
でも、その腕は緩まるどころか、更に強い力で俺の腰に巻き付いてきて…
「リーダー…?」
「やぁだ…。もう少しこのままでいよ?」
子供かよ…
でも、リーダーも俺と同じ気持ちなんだ、って思ったら、皆が来るまでは…、なんてことも思わないわけじゃない。
でも、ここは楽屋で、いつなん時誰が入って来るかも分からない。
「やっぱダメ。ちゃんと起きて?」
「う〜…、潤くんのケチ…。だったらさ、キスして? う〜んと、甘いの。そしたらオイラ起きるから。ね?」
ったく、アンタは眠姫かよ…
「絶対? 約束出来る?」
「うん、約束する」
若干呆れながらも、俺は少し身体を屈めると、俺を待ち受けるように開いたリーダーの唇に、自分のソレを押し当てた。
触れるだけのキス…
「それだけ?」
唇が離れた途端に、不満を漏らす唇を塞ぎ、今度は少しだけ濃厚なキスをお見舞いしてやる。