Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第46章 きっと、ずっと…
俺はグラウンドを占領している上級生の子たちを集めて、交渉を開始した。
流石に大人が出てきた、ってこともあってか、渋々ではあるけど、上級生の子たちは“いいよ”と言ってくれた。
但し、条件付きなんだけどね…(;^_^A
「ドッジボールしないかってさ…。上級生対下級生チームで…。どうする?」
「どうするもこうするも、やるっきゃないでしょ? なぁ、ジュン?」
「おう! 負けて貯まるかってんだ!」
流石、正義感の塊のような二人だ(笑)
「で、和と智くんは? やる? やらない?」
この二人微妙なんだよな…(;^_^A
さあ、どうする?
「痛くなぁい?」
「うーん、ボールが当たれば痛いかもだけど、当たらないように上手く逃げれば大丈夫…じゃないかな(;^_^A」
「お手て怪我したら、ゲーム出来なくなっちゃう…」
全くお前って子は…ゲームの心配が先なのね(;^_^A
「じゃあ辞める? 断ってこようか?」
やる気満々の二人には申し訳ないけど、二人だけで戦っても勝ち目はない。
「どうする、サトくん」
「どうする、カズくん」
「やる?」
「やろっか?」
二人が顔を見合わせて、大きく頷く。
そして、
『やる!』
待っていたかのように両手を広げた翔くんと潤くんに、次々とハイタッチを交わして行く。
うん、中々勇ましいじゃないか(*^^*)