Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第30章 5色の手裏剣
次の日…
僕はランドセルの中に、昨日折り紙で作った”ちゅりけん”を入れて学校に行った。
キ~ンコ~ンカ~ン…
一時間目の授業が終わると、僕は”ちゅりけん”を持って教室を飛び出した。
でも、と~っても慌ててた僕は、どうやら靴を履き替えるのを忘れちゃったみたいで…
「サトくん、上靴!」
土間でショウくんに呼び止められちゃったの。
「もう、本当にサトくんは慌てんぼうさんなんだから(笑)」
だって早くみんなに“ちゅりけん”渡したかったんだもん…(´._.`)シュン。。。
「ほら、靴変えて?」
「あい…」
ショウくんが僕の靴を用意してくれたから、僕は靴を履き替えてから、運動場に飛び出した。
僕達が“ちゅうごう”する場所は、いつも決まってジャングルジムの一番上。
「おせーぞ!」
「ごめ〜ん…」
「もう僕待ちくたびれちゃったよ…」
だからごめんて言ってるのにな…ε-(´-`*)
僕はカズくんとジュンくんがいるてっぺんに向かって、ヒョイヒョイとジャングルジムを登っていく。
でも…
「サ、サトくん、ちょっと待ってぇ〜」
ショウくんはどうやら高いトコが嫌いみたい。
嫌いってゆーか、怖いのかな?
ショウくんたら、ダメね( ´艸`)プップップッ