Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第30章 5色の手裏剣
僕はテーブルの上に折り紙を広げると、一枚一枚綺麗に折っていった。
濡れた角っこがズレちゃわないように、綺麗に綺麗にね(・ω<)-☆
“ずーまい“の折り紙を5枚ずつ違う形に折ると、今度はそれを1枚ずつ組み合わせていく。
「あら〜、何つくってるの?」
母ちゃんがお手々にコーヒーの入ったコップを持って僕の隣に座った。
お口には“しゅとろー”をくわえている。
あ、もしかしてそれって、“しゅいとんのじゅちゅ”だね?
“どとんのじゅちゅ”かな?
どっちだろ(๑• •๑)?
どっちでもいいや(^-^)
母ちゃんはやっぱり忍者なんだね(*^^*)
「あのね、コレねみんなに上げるの」
僕は折り紙で作った“ちゅりけん”を母ちゃんに見せた。
「あら、凄いじゃないの(^-^) みんな喜んでくれるといいね」
「うん! ほんでね、みんなで“ちのぶ”の(*^^*)♪」
「そう(^-^) 楽しそうね」
でも僕…
上手に忍べるか、ちょっとだけ“ちんぱい”なんだ…
あ、そうだ!
母ちゃんに“にんじゅちゅ”の使い方教えて貰おうかな?
でも…
母ちゃん“おケチ”だから教えてくれないかも…
でも僕頑張るんだ(ง •̀_•́)ง
クラス一の“ちのび”になるんだもん!