Sweet Life 〜僕らの甘い時間〜【気象系BL】
第26章 ミッチョン、しちゃう?【黄色に染まれ!】
お家に帰ると、ママが用意してくれたおやつもたべずにお部屋に向かった。
勉強机に紫色のランドセルを置き、最近買って貰ったフリー〇柄のベッドカバーの上にゴロンとなった。
お誕生日プゼレント、何にしよう…
カズが好きなのはゲームと、後はあの黄色いピカピカしたやつなんだよな…
でもオレ、ゲームもあんまり好きじゃないし、ピカピカしたやつのこともあんまり知らない(>_<)
どうしようかな…(-ω-;)ウーン
カズが喜ぶ物って、何だろう?
頭の中に、カズが好きそうな物を浮かべていると、下の階から
「潤、お電話よ」
って、ママの声がした。
誰だろう…(๑˙―˙๑)?
「はーい…」
ちょっとめんどくさいなぁ、なんて思いながらベッドから降りて、お部屋を出ると、階段をクルクルと降りた。
「誰から?」
「翔くんからよ」
ママがソファーに座ったままで答える。
ショウくんから?
なんだろう…?
「もしもし、ショウくん? どうしたの?」
『あのさ、さっき言い忘れちゃったんだけど、カズくんのパパに”でんき”かけてもらえる? 僕、塾とかで忙しくて…』
”でんき”?
それってどうやってかけるんだっけ(๑˙―˙๑)?
あ、きっと”でんわ”のことだよな?
「うん、分かった。かけておくよ」
オレは電話を切ると、ママの隣に座った。