第3章 ほんとの君は…?
村上side
あぁ…疲れた…
久々にゆっくりデートが出来ると
思てたのに…
何で今日に限って
急に打ち合わせが入んねん…
何やねん…神様?
幸せな俺に対する嫌がらせか…こら!?
って…
神様に暴言吐いても
空しいだけやんか(笑)
今の時刻は22時…
ちょっとだけなら…
顔見るだけならセーフな
時間やろまだ?
なんてウキウキしながら
ポケットからスマホを取り出したら
なぜかすばるからの着信が入ってて
また飲み過ぎて
かけてきたパターンやろ(笑)
そんなことをにやけながら考えてたら
これまた珍しくすばるから
メールまで入ってて…
珍しすぎて
なんだかざわざわ騒ぐ胸を抑えて
メールを開いた瞬間俺は
急いでテレビ局を飛び出し
目の前に止まってたタクシーに
勢いよく体を押し込んだ…(汗)