• テキストサイズ

君と回る世界

第1章 暗く淀んだ世界


プチ引きこもりな上に

人付き合いが嫌い…


その上人生で初めて付き合った人が

唯一消したい過去の岡村さん…



こんな私は女子失格だと

当たり前のように思っていた…



だから私の人生に

夜道を男の人と二人で歩くことなんて

絶対に無いと思っていたのに


現実の私は今

男の人と二人で夜道を歩いているんだから

人生は不思議がいっぱいだ…(笑)




「ここです…ここが私の家。」



そう言って立ち止まった場所は

村上さんが住むセレブリティなマンションとは

真逆の見るからにおんぼろアパートで…



そんな私の愛しのマイホームを

口を開けて見つめ



「…和風であじがあるええ家やな…(笑)」



そう言った村上さんの笑顔が

地味にひきつっているのは


私の気のせいでは消してないと思う…(笑)

/ 88ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp