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【R18】校舎内の秘密基地。 〈四葉 環〉

第1章 新しい出会い


「ふぅ…。 疲れたぁー。」

廊下は女子で埋め尽くされていて、教室へたどり着くのが大変だった。
もー!なんで私の教室1番奥なの!!


そう思いながらカバンの中から教科書や筆箱などを出していると…

どんどん、女子たちのきゃーきゃーが大きくなってくる。


そうして、ガラッと教室のドアが開いたと思えば、なんとも顔立ちの整っている キレイな藍色の髪の人と、少し薄めの水色の髪をした2人が入ってきた。



女子が騒ぐのも無理はないかな…??
素直にそう思った。


「ねぇねぇ!真緒! この2人うちのクラスだって!」

綾乃は嬉しそうに私に声をかける。

「え!!そーなの!? でも、入学式の時いなかったよ?」

私は疑問に思ったことを口にした。


女2「2人ともアイドルやってるから昨日は仕事で来られなかったんだって!」


あぁ。なるほど… アイドルか…


んっ!?アイドル!?

ほ、ほんとにアイドルなんだ。 す、すごい人たちと同じクラスになったな…。


そう思っていると…


「おはようございます。私は 和泉 一織です。
あなたの横の席なので、よろしくお願いします。」


そう言うと…和泉 一織と名乗った キレイな藍色の髪の人は、口元を少し緩め 隣に座った。

そして…

「ちょっと。四葉さん。あなたも挨拶してください。」


そう言って 和泉さんは四葉さんという、少し薄めの水色の髪をした人に声をかけた。


「ん。俺、四葉 環。 あんたの後ろの席らしい。よろしく。 ところであんた…名前は?」

そう言う彼は、なぜかプリンを食べていた。

な、なんで…?? ここ教室だよ?


「おい。」

「は、はいっ??」

「なーまーえーはー!」

「あっ!!星野 真緒です。」


あちゃー。プリンに気を取られすぎて名前言うの忘れてた。(笑)


「ふーん。まおっちね。」

ん??

「まおっち…??」

「おう。よろしく?」

なにそのあだ名…。 面白い(笑)


「四葉さんは、いつもこんな感じなので 迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いします。」

「わ、わかりました。こちらこそよろしくお願いします。」




これが私たちの出会いだった…
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