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toi toi toi【進撃の巨人】

第9章 帰還


食堂へとたどり着いたリヴァイは、コップを一つ手に取ると、水を注いでゆく。

あっという間に満たされたそれに口を付けると、一気に流し込んだ



ゴクッゴクッと喉が鳴る



「っはぁ……」



トンッと机に置いたのは、空っぽのコップ。
自分が飲み込んで、空洞になったその穴をじっと見つめた



言いようのない不快感

身体をむしばむ倦怠感



望んで口にした水だったが……


今すぐにでも吐き出してしまいたい。




「……気持ちわりぃ」




喉の奥底に広がる苦いものを、グッと飲み込んだ
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