• テキストサイズ

レッテル 1

第52章 歯車




「なんで…ワシがまたアイツの下なんじゃッ!!」

同じ頃。
大きなマンションの部屋で松下が叫んだ。
結局、彼はまた加藤の下に落ちてしまった。
まるで幻を見ていたかのように。

―――ナンデナンデナンデ。

その言葉が頭の中でこだまする。

ガシャンッ―――

彼の手によって、高級なお酒が床に落ち…激しく割れた。
置物も、次々と割れていく。

「クソがぁッ!!あの若もあてにならんわッ!!……こうなったら、何がなんでも小者を食うたる!!ワシが一番になるんやッ!!」

松下の叫び声が部屋中に響いた。










ワシが頂点に立ったる。



ひれ伏せ、グズ共―――――






/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp