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レッテル 1

第42章 チビと発熱にはご用心




ザアァァアアア―――

シャワーの水が頭の上から降り注ぐ。
ゆらゆらと熱気が彼を覆った。

命を失うことに恐怖はない。

組の為になるなら、命を捨てても悔いはない。

だが、あの子を残して死ぬのは気が引ける。

初めて――

いや、今は組の事に専念しよう。

自分を救ってくれたこの組を守らないと。

恩返ししないと。

そう思いながらシャンプーを手に取った。




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