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レッテル 1
第36章 再起
"守りてぇもんがあるならやられたっていい。何度でも立ち上がって守り抜けよ…テメェの拳で。"
「上田さん!?」
死んだはずの上田さんが特攻服(とっぷく)姿で目の前にいる。
ジッと俺を見ている。
"お前の心意気はそんなもんか?"
どんどん近付いてくる。
"相手が外国人だろうがなんだろうが、関係ねぇだろ?"
"お前にはお前の戦いかたがあんだろ?"
"一度負けたぐらいでくよくよしてんじゃねぇ!!"
"取り返せよ…大事なもん"
"行け…誠也!!"
上田さんの拳が胸に触れた。
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