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レッテル 1

第34章 敗北




PM8:05

辺りは薄暗い闇に満ちている。
今宵は半月だ。

コンッ―――

あまり知られていない地下で長い棒の先を用いてたまを小突く。

カンッカンッ―――

玉が弾けに弾け中央の玉の集団に衝突。
一気に集団が散らばった。
ビリヤードだ。

「John.It is that you fail.(ジョン、お前が失敗するとはな)。」

ジョンが玉を打つのを隣で見ていた肌の白いミルクティ色の髪をした眼鏡の男が呟いた。

「Become silent.This time, it was only inattentive.(黙れ。今回は、油断しただけだ。)」

「Is it true?(本当か?)」

「It is noisy.Be silent.I am irritated now.(うるせぇ。黙ってろ。俺は今イライラしてんだ)」

眼鏡の男を睨み付ける。

「Yes.I am sorry,(はいはい、すいませんね。)」

そう言うと、眼鏡の男は困ったような顔をした。

コンッ――――

また、ジョンが玉を小突いた。

穴に黄色い玉が落ちた。

「But, probably, he does not forget our purpose?(だが、俺達の目的を忘れてないだろうな?)」

奥からゾロゾロと外国人が出てくる。
真ん中の金髪の白人が彼を睨み付けている。

「Yes. Ian who understands.(あぁ,わかってるよイアン)」

イアンを見ずに応える。

「Next, don't fail.(次は失敗するなよ)」

ブルーの瞳が彼を睨み付けると周りの人達と奥へ入っていった。

「shit!!(クソッ)」

ジョンの打った玉が床に落ちた。

「It does not finish with as.(このままじゃ終わらねぇ)」




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