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レッテル 1

第33章 恐怖再来




「Oh、そうデスカ。」

そう言うと彼は身体を上げた。
そして、あたしと誠也君を交互に見た。

「Are You a couple?(カップルですか)」

笑顔で尋ねてきた

「……Yes.」

あたしは脅え気味に応えた。

「そうデスカ。ユーはvery cuteネ。それにYou two look like a wonderful couple.(あなた達は素敵なカップルに見えます)」

ポンポンと大きな手が頭に触れる。

「See you later.(さようなら)」

そう言うと彼は歩いていった。

「なんだ、あの外人。」

不機嫌そうに男の後ろ姿を見ている


"通り魔"


とは言えなかった。




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