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レッテル 1

第26章 頂点を狙う者




バキィ―――

誠也君の拳が加藤の左頬に入る。
加藤は横を向いた。
一筋の血の線が流れる。

「…さすがに喧嘩馴れしとるわ。だが―――」

バコンッ―――

「ぐふっ――」

誠也君の鳩尾に拳が入る。
彼は血を吹き出した。
加藤から離れる。

「ワシは何十回も死闘を乗り越えてきたんや。ちょっとの事じゃ倒れんで?」

口から出た血を拭った。

「……だろうな。」

誠也君も血を拭う。

「なら、本気でいくわ。」

彼が拳を握る。

「最初っからこんかい、ドアホ。」


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