第24章 男の中の男
ヤられた…完全にヤられてしまった。
運動会後。
あたしは、ベットで裸でよこたわっていた。
なんだか今日の彼はいつもより激しかった。
久しぶりといえばそうだけどアレはない。
「わりぃ…つい力入れちまった。」
頭を掻くとあたしの体を撫でた。
「くすぐったい!!」
あたしは彼の手を払いのける。
「怒ってんのか?」
彼が顔をのぞきこんでくる。
「別に。」
顔を枕に埋めた。
怒ってるに決まってる。
だって…あんな所に指を突っ込むなんてあり得ない!!
「ごめんて。」
ベットに入ってきた。
「じゃあ…なんであんなことするの!?」
あたしもうお嫁にいけない。
「だって…」
彼は考え込むように口を閉じた。