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レッテル 1
第17章 危険な企み
「……どうしたら…強くなれるの?」
あたしの腕から離れると涙を手で拭いながら勇人君は言った。
「力だけが強いわけじゃねーよ。変えたいっつう気持ちが大事なんだよ。」
そう言って彼は歩きだした。
「どこいくの?」
あたしは彼に尋ねる。
「少学校。そいつおくんねーと道わかんねーだろ。」
彼は振り向かずに行った。
「勇人君行こっか。」
勇人君の手を掴む。
「うん。」
元気に勇人君は応えた。
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