• テキストサイズ

レッテル 1

第10章 嘘と助っ人




「おまえは汚くなんかねぇ!!」

警察署に彼の声が響く。
周りの視線が一気に彼に注ぐ。

「誰がなんと言おうと俺は汚ねぇとは思わねぇ!!でも―――」

「誠也君…。」

「もう二度とあんな真似すんな!!」

彼はあたしを激しく抱き締めた。
あたしの宙を切るても彼を抱き締めた。

「いやいやいや、ラブラブのとこわりぃんだけど…、俺等めっちゃ恥ずかしいんだけど。」

頭を掻きながら望田さんが言った。

「あ…。」

あたしと誠也君はとっさ離れる。
でも手は繋がっている。

「つーか、あのハゲデブどうする?」

南雲さんがさっきの部屋を指差しながら言った。

「捨てとけ。どーせサツもクビだろ。」

興味無さそうに望田さんは言った。

「つか、飯食いに行こーや」

皆で警察署を出た。






/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp