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レッテル 1

第9章 冤罪




「だから知らねぇっつってんだろうがよ!!」

一対一の密室。
赤い髪の男が机を叩いた。

「じゃあ、誰がやったんだ?お前以外に誰がいる?」

真っ白のカッターシャツに袖をどうした髭面の男が彼を睨み付ける。

「はぁ?」

「お前がやったって証言が出てんだよ!!」

ダンッと髭面の男が机を叩いた。

「じゃあ、証拠はあんのかよ?出せよ。」

赤い髪の男がそう言うと、男は黙りこんだ。

「ねぇんだろ?じゃあ、帰らしてもらうわ。」

そういって彼は部屋を出た。




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