第10章 心配
けどひとつ気になる事が。
ずっとそわそわしとって落ちつかない感じしとるんや。
白石「何かあったん?」
佐々木「え?!あ、いや…」
白石「なんや、言うてみ?」
佐々木「……その袋…」
白石「ああ…貰いすぎたわ。全部食うんは無理やで」
佐々木「………」
白石「どないしたん…?」
佐々木「しっ!白石クン!!」
うおっ!黙ったと思ったら急に叫ぶなや!
びっくりしたで!
白石「ん?」
佐々木「あ、あんな?!わ、私…その…チョ…」
白石「え?チョ?」
佐々木「っ……!こ、これ!!」
白石「ん?!」
ズイッと押し付けるように渡されたのはひとつの箱。
綺麗にリボンがついとる。
まさかこれ…