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【刀剣乱舞】天使の梯子に届かない

第2章 夢見る日々はきっと



「そう、ですね…そうですよね。
謝られ続けるなんて、気分がいいものじゃないですね。
でもあと1つ!朝ご飯なんやかんや食べるの忘れてたのはごめんなさい!
今剣が元気になったら一緒に食べられますが、先に食べても大丈夫です!」
「もーそんなこといいのに…あんまりお腹すいてないし、後で一緒に食べるね」

和やかな雰囲気になったと同時に、電子レンジができあがりを報せました。
清光は焼いた食パンを用意していたらしいお皿に乗せました。
先程から説明は省いていましたが、今剣は清光にぶらさがるみたいにしています(立っているよりも体力使いそうなのに)。

「ありがとうございます!」

気が回らなくてごめんなさいとかじゃなく、素直に率直に、感謝しました。
清光は心底満足そうに、どういたしましてと微笑みました。
今剣の食パンには何をつけるか聞けそうもなかったので、オーソドックスにマーガリンを塗ってみました!
あーと口を開けて、がぶり。
もぐもぐと噛んで、ごくり。

「っー!あるじさま!おいしいです!」

口の周りをマーガリンやらパンくずやらで汚しながらそう言う今剣。
元気になってくれたみたいですね!
もぐもぐと、どんどん食べ進めていって、あっという間に食パンは今剣のお腹の中に収まってしまいました。

「ごちそうさまでした!」
「お粗末様でした!へへへー。
あっ、清光!そこにあるティッシュ、取ってください!」
「…てぃっしゅ?」

今剣の口周りが汚れているので、ティッシュで拭こう!と思ったのですが、ティッシュを知らないみたい…です?

「そこにある、紙が出ている箱です!」
「これがてぃっしゅ?」
「はい!ありがとうございます!」

2枚ほど…薄いの2枚で1組とか突っ込まないでくださいね。
その2枚1組を2枚取り出したってことですよ。
それを重ねて、ぐしぐし拭いてあげます。

「はい、綺麗になりました!」
「ありがとうございます!
あるじさまはおやさしいんですね!」
「いやそんな、こんな程度で優しいなんて…。
褒めてくれてありがとうございます…!」

照れちゃいますね。
…本当はお仕事的にもかなり酷いかもですがね。

「それじゃあわたし達も食パン食べるので、今剣はテレビでも見ますか?」
「てれび…?とは、なんでしょう?」

またもわたしはテレビの説明をして、やはり子供向けアニメをつけました。
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