THE lost world~最強プレイヤーになる~
第1章 ゲーマー神崎拓也
まず案内人Xをフレンド登録する。
そこから広場に行き、PvP管理人に話しかけメニューを出し、戦うフレンドを選択する。
そこで俺は驚愕の事実を知る。
このプレイヤー、[案内人X]は、このゲームで指5本の中には入るであろう、トッププレイヤーの俺よりも、レベルが高いのだ。俺のレベルは今、63。
対してXのレベルは65。たった2レベル差も命取りになることはたくさんある。だから俺は初撃で必ず先手をとらなければ負けてしまうだろう。
俺は作戦を頭の中で考えながら、Xに
PvP申請を送る。すぐに準備時間1分のメッセージウィンドがくる。アイテム整理をし、スキルの確認をする。
残り15秒。
俺がもつスキルの中で、最速のスキルを叩き込み、怯ませたところに、威力が高いスキルを打っていく作戦だ。
残り5秒
4
3
2
1
START
開始のメッセージが画面上部に出る。
俺のアバターは始まった瞬間、剣の柄を握りながら相手に突進していく、そして相手に剣が届く間合いに入る少し前に剣を柄から抜き、右斜め上から左斜め下に一直線に切り裂く。
片手剣単発剣術スキル
[ファスト・スラッシュ]
このスキルは俺がこのゲームで、初めて自作した剣術スキルだ。動きの無駄み極限まで減らし、最速で剣を当てる。このスキルをたくさん使っているうちに、[神速]なんていう通り名がついた。
相手は俺の予想通り、数秒の怯み状態になった。
そこに、隙は大きいけれど威力は高い
片手剣2連撃剣術スキル
[リターン・スラッシュ]
を打ち込む。このスキルも、俺が自作したスキルで、左斜め下から右に一直線に切り、左斜め上に切り上げるスキルだ。だが1撃目と2撃目の間に大きな隙があるので、ファスト・スラッシュなどで、怯ませておいたりしなければならない。
これで、相手のHPが半分削れた。
もう一度ファスト・スラッシュを打とうと、後ろに回避する。だが、Xはその一瞬を見逃さなかった。真上から垂直に下ろされる剣をガードできず、攻撃をモロに受けてしまう。相手の方がレベルが高いので、俺のHPは一撃だけで、半分削れてしまった。
俺は確信した。
こいつは間違いなくトッププレイヤーだ、初見で俺の自作スキルを見て、隙をついてきた。
厳しい戦いになるかもしれない。