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~蜜の音、甘い声~【R18】

第1章 ~初夜の声は、さらすもの。~



「おい、お前たち。」

ふたたび呼ばれた弟たちが
私を起こし上げると
左右に分かれて私を両側から抱え上げ、

まるでおしっこでもするようなポーズで
両脚を広げたまま、
支えられてその場にかがませられる。

「な、なにを…」

「ほら、腰を振って。」

二人に無理やりのように
身体を上下に振られた時

ツツッ…
身体の真ん中から何かが流れ落ちる気がした。

思わず、下を見ると
自分の真下に、真っ赤な血が。

いたたまれない思いで、思わず謝る。

「あ…ごめんなさい、
シーツを汚してしまいました…」

ところが。

パチ、パチパチ、パチパチ…

その場にいた誰もが、拍手をしている。

まだ、はずかしいポーズでかがんだまま
わけがわからないでいる私に
孝一さんが教えてくれる。

「はるか、おめでとう。
この血が君の処女を証明してくれたよ。
これで君は晴れて僕の奥さんで、
この家の嫁で、家族だ。
この血紋は、その証として
代々、保存されるんだよ。」

すぐにお義母様とおばあ様が
血のついたシーツをはぎとり
新しいシーツを敷いて下さる。

「孝一さん、私、ちゃんと出来ましたか?」

「あぁ、はるか、本当に立派だった。
いい声だったし最高の貫通だったよ。」

「…よかった。じゃあ、今度こそ私…」

その時、お義父様の声がする。

「おい、お前たち、早くして差し上げなさい。
はるかさんはこんなに孝一に
犯されたがってるじゃないか。
早く終わるように、前後から続けて
やって差し上げなさい。」

「はい!」と返事をしたのは、
孝一さんではなく、弟たち。

思わず振り向いた私を見て
孝一さんはじれったそうに言った。

「ああ、待ち遠しい!
夫婦が交わるのは、
家族の男性が全員射精した後なんだ。」

「え?」

「一人でも多くの子種を入れた方が
授かる可能性も高くなるからね。」

「でも、それじゃ誰の子か…」

凛、とした声で答えたのはおばあ様。

「誰の子か、というより
我が家の子、なんですよ。
だから、
誰の種が受精しようが関係ないの。
我が血筋だから、みんなで可愛がる。
孝一も、弟たちも、我が家の宝です。」

…家族って、そういうこと…












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